認知症 外来

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むずむず脚外来は予約制です
お電話にてご予約頂きますようお願いいたします
042-443-1120


■沢井製薬 サワイ健康推進課
 「むずむず脚症候群とは?」について解説
 https://kenko.sawai.co.jp/theme/202202.html
 

■テレビ朝日 ワイド!スクランブル出演 
 
「むずむず脚症候群」についてスタジオで解説

■Goog Sleep Factory 
どうしても眠れないのはむずむず脚症候群のせいかも?
 むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の原因、診断基準、日常生活における症状改善のための裏ワザ、その他治療法など、詳しく解説しています。。
第1回「主な原因や症状について」 
   第1回の内容はこちら
第2回「主な治療法と日常生活でできる改善法」 
   第2回の内容はこちら

日テレ ズームインSUPER 
 
「むずむず脚症候群外来」 出演・解説

過去の出演情報はこちら

テレビ出演後はお電話がつながりにくいことがございます。

東京 むずむず脚症候群外来

 むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、下肢静止不能症候群)は医師の中でも認知度が低く、また周囲にも理解してもらいにくい疾患です。
原因が様々で、症状も多岐に渡るため、患者さまの症状の訴えも千差万別であり、この病気に対する臨床経験の少ない医師の診察ではなかなか診断に至らないことが多いのが現状です。
当院は新薬の開発等の治験施設にも選定され、また、1000例を超える患者さまの治療経験に基づき、各患者さまに適した治療を行っております。ご不安を抱える前にぜひご相談ください。

当院のむずむず脚外来に関して
 なるべくスムーズに診察を受けて頂けるよう、診察をご希望の方はあらかじめお電話にてご予約をお願いしております。
TEL:042-443-1120  レストレスレッグス症候群外来
(テレビ出演、新聞等での紹介後はお電話がつながりにくいことがございます。)


むずむず脚症候群
(レストレスレッグス症候群)とは?

 正式病名は下肢静止不能症候群(レストレスレッグス症候群)といいます。
じっと座っているときや寝るときに、脚に不快感を感じる、脚を動かしたくてたまらなくなる、そのような症状は、むずむず脚症候群の可能性があります。
 症状の不快感は人により様々です。むずむずすると感じる人、しびれる、チクチクすると感じる人などです。日中よりも夕方や夜に起こることが多く、また脚を動かすと楽になることが多いという特徴があります。
 このように脚を動かさずにはいられないため、寝付きが悪かったり、眠りが浅かったり、夜中に目が覚めやすいなど睡眠障害を引き起こしやすい病気です。


むずむず脚症候群の診断基準
1. 脚を動かしたいという強い欲求が存在し,また通常その欲求が,不快な下肢の異常感覚に伴って生じる
2.静かに横になったり座ったりしている状態で出現,増悪する
3.歩いたり下肢を伸ばすなどの運動によって改善する
4.日中より夕方・夜間に増強する

診断を補助する特徴
1.家族歴
2.ドパミン作動薬による効果
3. 睡眠時のperiodic leg movementsが睡眠ポリグラフ検査上有意に多く出現


 レストレスレッグス症候群の症状は患者さまそれぞれで大きな幅がありますが、傾向としては、入眠時に手足の異常感覚が発生し、その症状は発現部位の筋肉を動かすことで軽減することが多いです。脚に症状を訴える方が多く、多くは原因不明で、症状のピークは夕方から夜間です。遺伝性の割合も多く、お薬が著効するケースが多々あります。


むずむず脚症候群の原因
 脳の中にはドーパミンという物質が存在し、体の動きに関連して分泌されますが、むずむず脚症候群の患者さんでは、このドーパミン機能が夕方を中心に低下していることがわかっています。また、脳内で鉄が減少したり、脳内鉄利用率そのものが低下していることも関与し、これによりドーパミンの代謝異常を引き起こしているのも一因と考えられています。
 また、生活習慣として、肥満、喫煙、運動不足、糖尿病にも関連性があります。

むずむず脚症候群の種類
 特発性
 二次性(ある病気に続発して生じること)
  ●基礎となる疾患
   パーキンソン病
   ニューロパチー
   ミエロパチー
   脊髄小脳変性症
   ハンチントン病
   家族性痙攣性対麻痺
   筋委縮性側索硬化症
   多発性硬化症
   腎不全
   妊娠
   リウマチ
   シェーグレン症候群
   強皮症
   線維筋痛症
   糖尿病
   甲状腺疾患
   吸収不良症候群
   胃がん
   大腸がん
   胃切除後
   うつ病
   薬剤性
   クローン病
   慢性肝疾患
   COPD
   サルコイドーシス
   原発性副甲状腺機能亢進症 など

鉄代謝異常型
ドパミン機能異常型

むずむず脚症候群の有病率
 海外におけるむずむず脚症候群の有病率は7〜10%であり、国内における疫学調査では1〜4%となっています。また、男性よりも女性のほうが多い傾向があり、特に女性では3人以上の出産経験を持つ方で有病率が高いことが分かっています。これは、女性ホルモンであるエストロゲンがドーパミンの作用を減少させるからと考えられています。
 


むずむず脚症候群がもたらす不都合
 睡眠の質が低下することで、日中の眠気や集中力の低下、意欲低下、血圧上昇、心臓病の増加が起きやすくなります。特に集中力や意欲の低下は、仕事や勉学だけでなく、休日の家族との過ごし方にも大きく影響します。むずむず脚症候群の症状の重さには幅がありますが、気づかないうちに能力低下が起こっており、いざ治療してみると仕事や学業の成績が大きく向上した例も多々あります。

むずむず脚症候群に対する
患者さんの症状表現の例

 うずく
 熱い
 火照る
 冷たい
 虫が這う感覚
 むずむずする
 引き寄せられる
 電流が流れる
 あせりを感じる
 痛い
 イライラする
 ビクビクする
 不快感
 不安
 叫びたい
 むずがゆい
 皮膚の表面を水が流れる感覚
 かゆい
 くすぐったい
 だるい
 痛痒い
 皮膚を引っ張られる感じ
 じっとしていられない
 焼け付くよう
 脚を切りたい
 引き裂かれる感覚
 ズキズキ
 歩き回りたい感覚
 足踏みしたい
 動かなくてはいけない気持ちになる
 表現できない など

 むずむず脚症候群の症状が出現するタイミング
 ・夜中に目覚めた時
 ・ソファーで横になった時
 ・映画館、美容院、飛行機、電車、バスなどでじっと座って  いる時
 上記の環境下において、安静が長時間になるほど症状が悪化しやすいです。

 夜間に眠れないために、日中に昼寝をしようとソファーに横になっても、症状が睡眠を邪魔するため、患者さまにとっては非常に苦しいものです。



むずむず脚症候群の治療

 脳内のドーパミン機能の低下や鉄の欠乏が一因であることから、これらに関わるお薬が有効です。しかしながら、症状が患者さまごとで大きく異なり、患者さまの症状に関する表現方法が千差万別であるため、診断と治療方針の決定に関して難易度は高く、患者さま個人個人の訴えを汲み取ることができる治療経験の豊富な医師に診察してもらうのがおすすめです。当院では、お薬の用量や用法は患者さまそれぞれの症状に応じてオーダーメイドで処方することがほとんどです。細かな用量設定とお薬の組み合わせがむずむず脚症候群の治療成績に大きく関わり、同じ作用のお薬でも、効くものと効かないものがあるため、患者さまによってお薬を細かく変える必要があります。治療法は、内服薬や漢方薬の服用、外用薬の使用、リハビリ、運動療法、食事療法など多岐に渡ります。
 また、現在服用中のお薬が原因となっていることもあり、お薬手帳なども拝見して、原因薬剤の中止によって症状がおさまることもあります。
 運動療法やマッサージも効果が期待できます。ウォーキングや屈伸、そして脚をさする、叩く、もむなどは効果がありますが、過度に行うと症状が悪化するため注意が必要です。

生活習慣の改善
 ・アルコールを避ける
 ・禁煙する
 ・カフェインを含む飲料(コーヒー、緑茶、ココア、チョコレートなど)を避ける
 ・中程度の運動の習慣化(1週間に3日以上が理想)



むずむず脚症候群の簡易診断
 以下の項目のうち1つでも当てはまる方はむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の可能性があります。
ご参考にしてください。

@脚や腕の不快な感覚がある
A脚を動かしたくなったり、動かすと楽になる
B入浴すると楽になる
C1週間のうち2〜3日の頻度で症状が出る
Dじっと座っていたり、安静時に脚の不快感がでる
E脚の不快感によって夜眠れないことがある